パ・リーグ 西武2×―1オリックス(18日・ベルーナドーム)

 西武・今井が高ぶる感情をむき出しにした。両軍無得点の4回、四球と味方の失策で無死一、二塁としてから1死を奪ったあと、再び四球を与え2死満塁。

ここで豊田投手コーチがマウンドに向かおうとしたが、「周りからエースと言ってもらってる立場なので、そんなに心配しなくてもって」と左手で制するしぐさを見せ拒否。普段は淡々と投球を続ける右腕が珍しく感情を全面に出した。

 MLB5球団のスカウトが見守る前で初回から直球は157キロをマークし、7回1死まで無安打投球。連続死球で1死一、二塁としてから西野に中前安打を許したが、後続を遊ゴロ併殺打に打ち取った。7回1安打5奪三振無失点。3年連続の2ケタ10勝はお預けとなったが9回、炭谷のサヨナラ適時打が生まれ、チームの連敗は4で止まった。右腕は「本拠地で勝った方がファンもうれしいと思う」とチームの勝利を誰よりも喜んだ。(大中 彩未)

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