◆イースタン・リーグ 巨人3―4日本ハム(19日・Gタウン)

 巨人のフリアン・ティマ外野手(20)が、またも快音を響かせた。19日のイースタン・日本ハム戦(Gタウン)に「4番・三塁」で出場し、3安打2打点。

9月は9試合に出場し、28打数14安打で打率5割、1本塁打、8打点と絶好調だ。

 初回1死二、三塁で右翼線に先制の2点二塁打を放つと、6回2死では左前安打、9回先頭では中前安打で9月3度目の猛打賞。「甘いボールをしっかり芯で捉えられている」と納得の表情を見せた。

 打線の軸として必死に役目を果たしている。13日の同・DeNA戦(同)以降、6戦連続で4番。「大事なポジション。責任を持って監督の期待に応えたい」。2ストライクからはバットを短く持つなど、献身的な姿勢も見せ、橋本2軍打撃コーチは「自分の願望だけでなく、結果を出すために何が必要か分かってきた」と成長に目を細めた。

 16日にイースタン優勝を決め、ティマは人生で初の美酒を味わった。「とてもうれしかった。でも、まだ日本選手権がある。そこで4番を任せてもらえたら、チームの優勝に貢献したい」。

次なる目標「日本一」を見据えた。(加藤 翔平)

編集部おすすめ