◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースのM・ベッツ内野手(32)が19日(日本時間20日)、カーショーのレギュラーシーズンではドジャースタジアム最終登板となった本拠地・ジャイアンツ戦に「2番・遊撃」で先発出場。5回に4試合ぶりの20号ソロを放った。
大谷翔平投手(31)の52号3ランで逆転した直後の5回2死。21年にサイ・ヤング賞に輝いた左腕レイの初球、92マイル(約148・1キロ)直球を捉えた。打球速度99・9マイル(約160・8キロ)、角度31度、飛距離405フィート(約123・4メートル)でセンター左に着弾。大谷との2者連続アーチに球場が大きく揺れた。
前日18日(同19日)の試合前に行われたカーショーの引退会見。ベッツも本拠地の一室に足を運び、左腕の言葉に耳を傾けた。「自分にとって彼は最高のチームメイトであり、マウンド上だけでなく、あらゆる場面において最高の競争者で人間としても素晴らしい存在だ。自分はいつまでも覚えているし、クレイトン・カーショーは自分が愛する人物だと言える。彼を見る度に自分は彼に恥じない行動をとろうと思う。それだけ彼が野球界と、ドジャースと自分自身に与えてくれたものに感謝している」と話していた。この日、カーショーが5回途中で降板する際にはマウンドでハグを交わした2人だが、今度はベンチで歓喜のハグを交わした。