元宝塚歌劇団宙組トップスター・真風涼帆(まかぜ・すずほ)が20日に自身の公式サイトを通じて、第1子出産を発表した。俳優の夫・勝矢も同日に自身のインスタグラムを更新し、父親になった喜びをつづった。

 真風は「ご報告」と題して文章を掲載。「ファンクラブの皆さまには以前より妊娠のご報告をさせていただいておりましたが、このたび無事に新しい命を迎えることができましたことをご報告申し上げます」と出産したことを伝えた。「母子ともに健康で、あたたかな愛に包まれながら新しい生活をスタートしております」という。

 「ここに至るまでの間、皆さまから寄せられたたくさんの励ましや優しいお言葉が、大きな力となりました。心より感謝申し上げます」と支えに感謝。「人生の新しいステージを迎え、ひとりの母としても、また表現者としても、これからますます成長していけるよう歩んでまいります。これまでと変わらず真風涼帆を見守り、支えていただけましたら幸いです。これからも皆さまと共に、喜びや感動を分かち合えるような活動を続けていければと思っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします」とメッセージを寄せた。

 夫の勝矢は自身のインスタグラムで、「まだまだ暑さが残る秋を目前に私は父親になりました」と第1子誕生を報告。「頑張って産んでくれたお嫁ちゃんにも感謝です。『ありがとう』生まれた子供を見に来てくれた皆さんが『おめでとう』と声をかけてくれるんですが、その顔がメロメロで柔らかくなっていてとても素敵でした。

『生まれてきてくれて本当にありがとう』えへへへへ」とうれしそうだ。「こんなこと言う日が来るとは」と驚き「皆様、これからは親子3人よろしくお願いします」とつづった。

 真風は2006年に宝塚歌劇団に入団し、17年11月にトップに就任。長身175センチの恵まれた体格と包容力を生かし、厚みのある「THE男役」として人気に。東京オリンピック閉会式では劇団選抜20人のタカラジェンヌの中心となり、国歌斉唱で世界各国から注目を集めた。23年6月に退団した。

 夫の勝矢は23歳から俳優活動を開始し、2003年の映画「GUN CRAZY」に出演。04年の映画「月猫に蜜の弾丸(たま)」で主演を務めた。11年映画「あしたのジョー」ではマンモス西役に抜てきされ、映画「テルマエ・ロマエ」、舞台「フル・モンティ」に出演し注目を集める。14年フジテレビドラマ「HERO」で警備員の小杉啓太役を演じ、同年スピンオフドラマ「HORE」では脇役ながらも主演。その後、ドラマ「アルジャーノンに花束を」、映画「信長協奏曲」などの話題作に参加。強面な悪役からコミカルな役まで、ドラマ・映画・舞台など様々な場で活躍している。

 2人は2024年9月に結婚を発表。前年の作品をきっかけに出会ったと明かし「魂の感性が共感し結婚に至りました」と伝えた。

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