◆JERAセ・リーグ 巨人3―1広島(20日・東京ドーム)

 広島は、4連敗でCS進出の可能性が完全消滅した。巨人に敗れ、今季ワーストを更新の借金15。

残り8試合で3位まで8ゲーム差に広がった。先発陣で唯一の白星先行だった森が、5回3失点で7敗目(7勝)。新井監督は就任1年目に5年ぶりのAクラス・2位に導いたものの、昨年は9月に月間20敗(5勝)の大失速で4位。今季は6月終了時点で首位・阪神に3・5ゲーム差の2位という好位置も、7月に4勝16敗3分けと失速。“魔の9月”は今年も5勝12敗と巻き返せず、2年連続のBクラスとなった。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―前夜同様、岡本の一発でやられた。

 「そうやね。やっぱり昨日もそうだけど、振れているし、甘い球は逃してくれない。森も立ち上がりから、ボールの球威というのはあるように見えたんだけど、少しずつ甘くなったのをジャイアンツの各バッターが逃してくれなかったのかな」

 ―5回79球でリリーフにスイッチ。

 「あそこは追いかけないといけないから。勝負は、7回までだと思っているから。

(巨人は)8回、0回は強力なブルペンがいる。だからあそこでご苦労さんというところ」

 ―中村奨選手が完璧な8号ソロで一時同点に。

 「いいホームランだったね。なかなかヒットも出ない中で、追い込まれてからも良い反応をしたと思うし、どんどん自信にしてもらいたい」

 ―東京Dは今季最終戦だった。2勝9敗1分けと苦戦した。

 「昨年もなかなかドームでいい試合を見せてあげられなくて、そこは申し訳ない。今日もそうだけど、1年間たくさん応援していただいて、ありがとうございます」

 ―Bクラスが確定した。

「まあ、そこももちろん頭に入っている。まあ今後、今まで以上に若い選手に、チャンスが来るんじゃないかと思います」

 ―若手にはどんなことを考えながら試合に出てほしいか。

 「どうというか、しっかりやってきたことをアピールして、出してくれたら、それでいいと思う。そんなにすぐに結果が出ると思ってないし、思い切ってやってくれればいいと思います」

 ―きょうは会沢選手を抹消して清水選手が昇格。若手起用に切り替える意図が。

 「そうやね。もう彼(会沢)には『今シーズンご苦労さん』と伝えました」

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