◆JERA セ・リーグ 巨人3―1広島(20日・東京ドーム)

 巨人の大勢投手が8回に登板して、1回1安打無失点。これで球団最多の12年山口鉄也に並ぶ44ホールドとなった。

「山口さんは鉄腕って言われてすごい方で僕もリリーフをやっているので憧れもあります。ただ僕はまだ1年しか8回として山口さんに並べてないので、山口さんは何年もそれを続けられるというので、自分もそういう選手になれるようにように、また新しくそういう選手が出てこないといけないと思いますし、その1人になれるように、なりたいなと思います」と意気込んだ。

 3―1の8回に5番手で登板。まずはこの回の先頭・菊池を152キロ直球で空振り三振。7番・佐々木には遊撃への内野安打とされたが、代打・野間を153キロで三ゴロ、併殺。無失点に抑えた。「ゲッツー取ってもらって本当に今までも野手の皆さんに助けられながらのピッチングなので、ほんとに皆さんのおかげだと思ってるので、感謝したいなと思います」と仲間に感謝した。

 大勢は、前日19日の広島戦から2連投でこれが今季60登板目とフル回転だが「他のピッチャーも同じくらい投げてますし、今までけがで、ふがいないシーズンが多かったので、今年こそは、っていう気持ちもありましたし、数字としてそれが付いてきてるので、個人的にはうれしい。まだ終わってないので、最後まで気を引き締めて頑張りたいと思います」と思いを口にした。

 阿部監督はこの日の試合後に連投中の大勢らについて「本人たちがいってくれればいいですけど、故障につなげたくはないですけど、何とかチームのために頑張ってくれればうれしいなと思いますけど」と3連投解禁についても示唆。大勢も「まだ今年は(3連投を)やれてないので、ぜひやれるチャンスが来てほしいですし、そうなってる場合っていうのはやっぱり(明日21日の中日戦で先発する)田中さん(将大)の(日米通算)200勝も近づいてる状況だと思うので、しっかり、余計なこと考えないでパフォーマンスをしっかり発揮してチームの力になりたいなと思います」と意気込んだ。

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