◆JERA セ・リーグ 巨人3―1広島(20日・東京ドーム)

 攻め続けて1か月ぶりの白星をもぎ取った。巨人・横川が5回3安打1失点で8月22日・DeNA戦(東京D)以来の2勝目。

無四球で役目を果たし「出来は今までで一番、思いどおり投げられた。自分有利に進められてよかった」とお立ち台で胸を張った。

 前日まで先発が3戦連続で初回に失点。意識は「もちろんあった」と無失点スタートを絶対条件にした。初回1死一塁から打率リーグ1位の小園を内角直球で一ゴロ併殺。波に乗った。

 先制点は岡本にプレゼントしてもらった。普段から「おいしいパン屋さんを教えてもらう」という4番に攻守で支えられ、スライダー、カーブも有効に使って3登板ぶりに5回を投げきった。「ここ2試合ふがいない投球をしてしまった。大事な一戦を任されたのは光栄で、最低限役割は果たせた。東京DでCSを戦いたい」。2位再浮上へ望みをつなぐ75球だった。

(堀内 啓太)

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