第29回シリウスステークス・G3は9月27日、阪神競馬場のダート2000メートルで行われる。

 テーオーパスワード(牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎、父コパノリッキー)は、前走のオープン特別、名古屋Sでは直線鋭く抜け出して快勝。

重賞の舞台になるが、昨年のケンタッキーダービー5着の実績があり、能力はむしろ上位だろう。1週前も松山騎手を背に絶好の動きを披露。ダート王に向け、まずはここで初の重賞タイトルをつかむ。

 ジンセイ(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎、父ジャスタウェイ)は平安Sで4着。ただ、ダートではまだ底らしい底はみせておらず、ひと息入れてフレッシュな状態で出られるのは好材料。

 マーチSを勝ったブライアンセンス(牡5歳、美浦・斎藤誠厩舎、父ホッコータルマエ)は実績上位の1頭。前走のエルムSは動けなかったが、いつ巻き返してもおかしくない。

 ホウオウルーレット(牡6歳、美浦・栗田徹厩舎、父ロージズインメイ)は阪神コースに実績がある。前走のBSN賞では追い込んで2着と、まだまだ衰えもない。展開に左右される面は否めないが、侮れない。

 タイトニット(牡5歳、栗東・今野貞一厩舎、父キズナ)はアンタレスSで2着、平安Sで5着と重賞でもやれる力をつけてきた。3勝クラスを勝った舞台で、もうひと押しがあれば。

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