21日の阪神6R・2歳新馬(ダート1800メートル)は、クリソベリル産駒の初年度産駒となる珍名馬ボクマダネムイヨ(牡、栗東・東田厩舎)が直線で抜けだし、2着に7馬身差の圧勝劇を演じた。勝ち時計は1分56秒8。

 1000メートル通過が67秒3の超スローペースも2、3番手で折り合い、そのまま直線へ。西村淳の左ムチ一発でトップスピードに入ると後続を引き離した。ファンの眠気も覚ます快勝に「ゲートの中まで寝てました。ハミ受けが強そうなイメージがあったが、4コーナーまで寝てくれていたので最後はいい脚を使ってくれました」と笑みがこぼれた。

 馬主の小田切光氏はユニークな馬名を付けることで有名。同馬の兄姉も「イツモハラペコ」「イエデゴロゴロ」「ネルコハソダツ」とやはり珍名だ。この舞台でのデビュー勝ちは、ダートでG1級4勝を挙げた父と同じで「課題が全くなかったのは良いこと。この先も楽しみ」と東田調教師は評価した。(松ケ下 純平)

編集部おすすめ