◆プロレスリング・ノア「N―1VICTORY 2025」(21日、栃木・ライトキューブ宇都宮)観衆617

 プロレスリング・ノアは21日、栃木・ライトキューブ宇都宮で秋の最強戦士決定戦「N―1 VICTORY 2025」を開催した。

 同大会は公式リーグ戦最終戦。

前日21日の浜松大会終了時点でAブロックは、勝ち点8でGHCヘビー級王者のKENTA、前年覇者の清宮海斗、「T2000X」マサ北宮、藤田和之の4人が並ぶ大混戦となっていた。

 第7試合で清宮が1勝5敗のダガに前方回転エビ固めで丸め込まれ脱落。続く北宮と藤田のサバイバル戦は、壮絶な肉弾マッチとなり北宮がストラングルホールドγで野獣を捕獲しレフェリーストップで藤田から初勝利をゲットし勝ち点を10に伸ばした。

 そして、公式戦で北宮を破り、勝てば初出場で初の優勝戦進出が決まるKENTAが遠藤哲哉と対戦したが、遠藤の変型シューティングスタープレスに屈した。結果、勝ち点10の北宮が初の優勝戦進出を決めた。

 王者として初参戦のN―1で4勝3敗。優勝戦進出を逃したKENTAはバックステージで「クソ。負けて最後終わんの気分悪いね。今回、丸め込みが多かったからチャンピオンらしくないって言われることもあったかもしれないけど、俺はリーグ戦は勝つこと前提でいってるからね。リーグ戦と普通の試合じゃ戦い方が違うのは当たり前で。その中で勝ちもあれば負けもあって。でもいいじゃん。

負けもあって、またここから何か新しいもの生まれそうじゃん。それでいいよ。負けたヤツ、片っ端からやってやるよ」とリーグ戦で敗れた清宮、征矢学、遠藤へのリベンジを誓った。

 そして「でもね、何よりもね、やっぱN―1で久々の地方の方たちにも…地方っていうと言い方失礼だな。ド田舎の方に会いに行ったりとかして、たくさんの人たち、たくさんの田舎もんの方たちが来てくれて、会いに来てくれて。これからプロレスリング・ノアもっと力つけて、まだ行ってない場所にどんどん行けるように、今こうやって一戦一戦、積み重ねていきたいと思うし。まだNOAHが行ってない所の人たち、そこに俺たちが会いに行く日を楽しみにしててほしいなと思います」とファンにメッセージを送った。

 9・23後楽園ホールの優勝戦は、Aブロック1位の北宮とBブロックを勝ち抜いたジャック・モリスが激突する。

 ◆9・21宇都宮大会全成績

 ▼「N―1 VICTORY 2025」Bブロック代表決定戦 時間無制限1本勝負

○ジャック・モリス(10分26秒 タイガードライバー→エビ固め)ガレノ●

 ▼「同」Aブロック公式戦

○遠藤哲哉(4勝3敗=勝ち点8)(15分02秒 変型シューティングスタープレス→エビ固め)KENTA(4勝3敗=勝ち点8)●

 ▼同

○マサ北宮(5勝2敗=勝ち点10)(12分44秒 ストラングルホールドγ→レフェリーストップ)藤田和之(4勝3敗=勝ち点8)●

 ▼同

○ダガ(2勝5敗=勝ち点4)(10分27秒 前方回転エビ固め)清宮海斗(4勝3敗=勝ち点8)●

 ▼「同」Bブロック公式戦

○リッキー・ナイトJr.(5勝2敗=勝ち点10)(9分44秒 逆さ押さえ込み)丸藤正道(5勝2敗=勝ち点10)●

 ▼同

○ガレノ(5勝1敗1分=勝ち点11)(6分14秒 ガレノスペシャル→片エビ固め)拳王(4勝3敗=勝ち点8)●

 ▼「同」Aブロック公式戦

○征矢学(3勝4敗=勝ち点6)(7分08秒 弾道→エビ固め)佐々木憂流迦(2勝5敗=勝ち点4)●

 ▼「同」Bブロック公式戦

○稲葉大樹(2勝5敗=勝ち点4)(10分21秒 クラウチングパッション→片エビ固め)晴斗希(1勝6敗=勝ち点2)●

 ▼6人タッグマッチ

HAYATA、小峠篤司、○星野良(8分18秒、カンクーントルネード→エビ固め)宮脇純太、小田嶋大樹、ブラックめんそーれ●

 ▼6人タッグマッチ

AMAKUSA、アレハンドロ、○カイ・フジムラ(6分57秒 ハットトリック)ジャック・モリス、ドラゴン・ベイン●、アルファ・ウルフ

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