男子ゴルフで米ツアー3勝の丸山茂樹(セガサミーホールディングス)が23日、丸山茂樹ジュニアファンデーションが行われた千葉・平川CCで取材に応じた。第34回を迎えた大会を無事に終え「継続して開催できていることがすごくありがたい」とスポンサーに感謝。
史上最年少の15歳139日でプロ宣言し、25日開幕のパナソニックオープンでデビューする加藤金次郎(愛知・水無瀬中3年)に「自分で選んだ道を極めていけばいい。強くなってほしい」とエールを送った。「今は低年齢でもプロの試合に出られるチャンスが出てきて、自分のレベルもはかれる。彼は彼なりに『僕はここで戦っていける』と感じたのかもしれないし、それはそれでいいこと。女子のように16歳とか17歳という若いうちから活躍する選手が男子から出てくるように。彼がそのいい代表になれたらいいよね」と期待した。
今年の日本オープン(10月16~19日、栃木・日光CC)優勝者に来年4月のマスターズ出場権が付与されることについては「羨ましいよね。時代というのもあると思う。世界への登竜門が近づいてきているっていう。だからこそ日本オープンもマスターズに出られる選手を作り上げていかないといけないと僕は思う。
マスターズに9度出場の経験がある丸山は「フェアウェーを狭くしてラフを長くするだけじゃなく。違うもので勝負できるようなコース作りをしていかないと、マスターズに行っていきなり驚かされるんじゃいなかなと思う」と述べ「曲がらなきゃいいっていうものじゃない。ショットの迫力があったり、ピンポイントで攻めていくアイアンショットだったり、繊細なパッティンだったり、そこをリカバリーするアプローチだったり。その要素をしっかりと発揮して優勝できるような選手を作り出していかなくちゃいけないと僕は思う」と熱弁した。