読売テレビは24日、大阪市中央区の同局で社長会見を開催し、松田陽三社長が出席。バラエティー番組「ダウンタウンDX」が6月26日に終了した経緯を明かした。
同社長はまず「32年間の長期間支えていただいた。感謝の言葉しかございません。読売テレビの看板番組を続けていただいた」とダウンタウンに感謝した。続けて「ダウンタウンのボケとツッコミの面白さが番組最大の売り物。松本(人志)さんが活動休止され、浜田(雅功)さん一人でMCをされたが、浜田さんも一時休養。代役MCを立てたが『やはりダウンタウンDXは2人のボケとツッコミがないと成立しない番組だ』という声があった」と打ち明けた。
番組終了は、ダウンタウンが所属する吉本興業と読売テレビの「あうんの呼吸」で決定したという。「吉本興業さんから『どうしますか?』『終了するとして、後継番組をどうしますか』などと長期間にわたって話をさせていただいた」と説明。そして「吉本興業さんとの話し合いで、4月より前の段階で『6月に番組を終了するかな』という結論に達した」と話した。浜田が3月10日に芸能活動の一時休養を発表したことは番組終了に直接関係していないといい、松本の活動休止が2024年1月から長期にわたったことが終了につながったのか、という問いに「その認識で結構です」と話した。
今後、ダウンタウンを起用した番組を制作するかどうかについては「今のところ、話はございません」と言うにとどめた。さらに「松本さんが(昨年12月に)インタビューでダウンタウンチャンネル(仮称)で活動したいと述べた。
6月26日の「―DX」最終回は松本人志も浜田も出演しなかった。松田社長は「番組制作に関してはスタッフが一生懸命考えて最善の番組をつくることだけを考えていた」と話した。