大相撲秋場所11日目(24日、両国国技館)

 西幕下16枚目・矢後(押尾川)が、東同10枚目・聖白鵬(伊勢ケ浜)に寄り切られ3勝3敗となった。

 矢後が珍しく立ち合いで動いた。

左に少し変化して左上手は取ったが、聖白鵬にもろ差しを許してしまった。土俵際も必死の投げで逆転を狙ったが、引き付けられて土俵を割った。

 「右? できれば前まわしを取りたかった。慣れないことはやるもんじゃないですね」と静かに話した。右膝の手術を受け3場所連続休場後に序二段から復帰。これまで4場所連続の勝ち越しを決めてきた。復帰後、3勝3敗で7番相撲を迎えるのは2度目。「やるだけです」と言葉には力がこもっていた。

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