大相撲秋場所11日目(24日・両国国技館)

 横綱・大の里(二所ノ関)は、小結・高安(田子ノ浦)を突き出し、10勝目を挙げた。過去2勝2敗の相手の強烈な突き押しに、引いてしまい、土俵際に詰まったが、左でおっつけながら逆襲し、一気に押し切り、1敗を守った。

 大の里はこれで5日目から7連勝。前日は、先場所優勝の東前頭5枚目・琴勝峰(佐渡ケ嶽)を左おっつけで崩し、危なげなく突き出した。「しっかり相手の動きが見えていた」と自信を深めていた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「大の里は受けてから出る横綱相撲だ。横綱になって、また強くなっている」と、絶賛。横綱・豊昇龍(立浪)との楽日決戦へ突き進む構えだ。

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