◆大相撲秋場所11日目(24日・両国国技館)
大関昇進を目指す関脇・若隆景(荒汐)は、先場所優勝の東前頭5枚目・琴勝峰(佐渡ケ嶽)に寄り切られ、5勝6敗とし、昇進は絶望的となった。右を差され、一気に出てくる相手になすすべなく敗れた。
3連敗で、大関は大きく遠のいた。前日も過去5戦全勝の東前頭4枚目・平戸海(境川)に、右を差されての寄りに屈し、首をひねった。若隆景は、夏場所を小結で12勝、先場所を関脇で10勝。大関昇進の目安、三役で直近3場所33勝には、今場所11勝を挙げることが必要だったが、これで残りの取組を全勝しても、31勝止まり。あくまで目安ではあるが、下位力士に完敗するなど、負け方も心証が悪い。横綱、大関との対戦を残しており、勝ち越しもピンチともなった。