常習賭博罪に問われたフジテレビ元社員でバラエティ制作部企画担当部長だった鈴木善貴被告に対し、東京地裁は25日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 鈴木被告は初公判時と同じような白シャツにネイビーのスーツ姿で入廷。

判決の理由について、矢野直邦裁判官が「常習性が強く、被告への非難の具合も強い」と話すと、証言台の前に立っていた被告は落ち着いた様子で前を向き、時折「はい」と相づちを打っていた。午後1時45分に始まった言い渡しは約7分間で終わった。閉廷が告げらると、裁判官に一礼した。

 起訴内容は24年9月~25年5月、国内からカジノサイトに計145回接続し、バカラ賭博などを繰り返した疑い。被告は公判で起訴内容を認め、ギャンブルに費やした総額を「億以上、いっている。2000万~3000万円負けました」と告白。検察側は24年9月から8か月間で賭けた金額は推計で、計約6億円に及ぶと述べていた。

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