◆大相撲秋場所12日目(25日、両国国技館)
8場所ぶりに幕内に復帰した東前頭16枚目・友風(中村)が、同十両2枚目・琴栄峰(佐渡ヶ嶽)に寄り切られて7勝5敗。2019年の名古屋場所以来、6年ぶりの勝ち越しはお預けとなってしまった。
もろ差しを許し両手で首を巻き付けるような体勢。「素人のような相撲になってしまいました。どうにかしたいという気持ちはあったのですが、あの体勢でどうしたらいいか、自分でもわかりませんでした。十両で2敗している? 苦手意識はあるかもしれません。嫌な感じはしました」。
6年ぶりの勝ち越しはお預けになったが、今場所の感触はすこぶるいいという。「体感で早いなと思います。それだけ充実しているということ。疲労? 心地よい疲れですね。残り3日ですけど、一日一番の気持ちでいきます」と気合を入れ直していた。