◆テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン第2日(25日、東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園)
世界ランキング273位で、予選勝ち上がりの島袋将(有沢製作所)が金星だ。同22位で第5シードのトマーシュ・マハツ(チェコ)に6-3、7-6の1時間29分でストレート勝ち。
加えて、「戦ったことの(あまり)ないレベルの相手」という世界22位にストレート勝ち。マハツは、全米でも4回戦に進んだ実力者のため「もう自信しかない。今日は120点でした」と、自画自賛。日本選手が大会でシード選手に勝ったのは、2023年大会2回戦で、望月慎太郎が第1シードのフリッツ(米国)に勝って以来だ。
今年の4月から、前デビス杯代表監督の岩渕聡氏がコーチに加わった。サーブの改良に着手し、過去のスピード重視から、球種とコースを組み合わせた安定したサーブに変更。それが「大きく生きて、リターンにも集中できるようになった」。
この日も、「サーブが良かったので、リターンでミスしてもいいので、プレッシャーをかけられた」。第1セットの第8ゲームで、リターンから攻撃し、初めてサービスゲームをブレイク。そのまま最後まで押し切った。