SVリーグ初代女王に輝いた大阪マーヴェラスが25日、今季の開幕に向けて大阪市内のホテルで取材会を開催した。酒井大祐監督をはじめ、3季目となる主将を務める田中瑞稀、昨季MVPの林琴奈、新しく副将に就任した東美奈、西崎愛菜が出席。

10月10日、姫路との試合(おおきにアリーナ舞洲)で連覇への挑戦が始まる。

 就任1年目でチームを優勝に導いた酒井監督は、今季に向けて「去年と一緒の景色を見るために、一生懸命に試合と練習をしていきたい」と、改めて決意した。連覇に向けては「受けて立つと、プレッシャーや身構えてしまう部分があると思う。去年よりも各自新しいものが何か少しでも上乗せされていれば。勝敗は最後についてくると思うので、あまり気にしない方がいいのかなと思う」とパワーアップした姿で一戦必勝の姿勢を貫く。今季に向けて「プレッシャーは今のところ感じてはいない。楽しみだったり、ワクワクの方が大きい」と話す田中も、「結果的に優勝を残せれば、レギュラーラウンドとかで負けることが悪いことだとは思わない。体や技術は昨季よりレベルアップできていると思う。まずは自信を持って力を発揮できるように」と、特別な意識はせずに試合を戦う。

 2年連続MVPに期待が懸かる林も「(目標は)優勝。昨季のMVPは自分だけの力じゃなくて、JTのみんなに支えてもらったからこそ。去年の結果に満足せずに、自分たちがやってきたことを出して試合の中で成長し続けられたら」と前だけを見つめて、さらなる高みを目指す。

西崎も「昨季も試合を通して個々もチームも成長できた。田中選手も言っていたが負けたとて、重くならずに」と気合。東も「より精度の高いバレーを展開したい」と成績よりも、シーズンを戦う中で成長していく認識は全体で持てている。

 取材会の最後には、新加入のアライザ ジェイ・ソロモンも登壇。「自分のアピールしていきたい強みはブロック。セッターの選手ともコネクションに力を入れているので、アタックでも力を見せていきたい」と、チームに新たな力をもたらす。

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