◎「MLBCUP2025・関西ブロック予選」(9月20日・久宝寺緑地硬式野球場)◆小学生の部 ▽決勝 大阪柴島ボーイズ12-9香芝ボーイズ

 ボーイズリーグが新たに参加するMLBカップ(11月22~24日、滋賀・マイネットスタジアム皇子山)の関西ブロック代表は、打線が躍動した大阪柴島ボーイズ(大阪北支部)に決まった。

 ビッグマッチへ堂々、名乗りを上げた。

大阪柴島が決勝で15安打12得点。両軍計25安打21得点の乱打戦を制し、関西ブロック代表切符を獲得。眞野主将は「打たれたけど、こっちもよく打てました」と自慢の打力に胸を張った。

 この日は、9安打10得点で4回コールド勝ちした準決勝と決勝で、ナインはダイヤモンドを駆け回った。打ち勝っての勝利だが、なかでもヒーローを挙げるなら森捕手だ。準決勝は初回1死一、三塁で二盗を封じるなど2度の盗塁阻止。決勝では初回の先制V打など2安打2打点し、「スローイングは安定してきた。バッティングもライナーを打つ意識でやってきて、それができた」と会心の表情だ。

 今夏の選手権大会準Vと、ボーイズリーグでは実績も確かな強豪。眞野は「日本の硬式野球チーム(の代表)が集まる。勝つしかない」。メジャー主催の夢舞台で、初代王者の称号をつかみ取る。

 〇…香芝は準決勝では最終6回に阪が同点二塁打、清家が左前打し逆転サヨナラ勝ち。その勢いで決勝に臨んだが、打ち負け、あと一歩のところで代表切符を逃した。

 準決勝のヒーロー・清家は「古都大会で悔しい思いをしたのが生きた。次は絶対に負けない」と前向き。投打でチームを引っ張った天野は「最後(6回4得点)は良かった。次からは無失点でできる限り試合を進めていきたい」と先を見据えた。

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