◆米大リーグ マーリンズ4―0メッツ(28日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 メッツが公式戦最終日の28日(日本時間29日)、敵地でマーリンズに0―4で敗れ、ポストシーズン進出を逃した。主砲ピート・アロンソ内野手(30)が契約のオプトアウトを表明。

現契約の残り1年の2400万ドル(約35億円)を破棄し、フリーエージェント市場で自身の価値を計るという。MLB公式サイトが報じた。

 アロンソは試合後「何も保証はないが、どうなるか見てみたい。メッツでプレーするのは大好きだった。彼らも自分を同じように評価してくれていたらいい」と語った。オプトアウトは他球団移籍の意思表示ではなく、「より大きな保証を得るための手段」と説明した。

 今季は全162試合に出場し、打率2割7分2厘、38本塁打、126打点。リーグ最多タイの41二塁打、打点もリーグ2位。8月には通算253号を放ち、ストロベリーの球団最多記録を更新し、最終的に264本まで伸ばした。メ軍生え抜きのアロンソは「ファンは最高だったし、この組織で育ったことに誇りを持っている。自分は最高の仲間であり選手でありたい。最終的な目標はワールドシリーズ制覇だ」と語った。

 昨オフは市場での競争が鈍く、1月に2年5400万ドルでメッツと再契約。今季年俸は3000万ドルで、来季契約の2400万ドル分を手放して大型契約を狙う。

 守護神E・ディアス投手(31)も契約残り2年3700万ドルのオプトアウト権を持つ。「この組織を愛している。自分や家族を本当に手厚く扱ってくれる。もしオプトアウトを決めても戻ってきたい」と話し、家族と相談して判断するという。

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