◆東京六大学野球秋季リーグ戦第3週第3日▽早大3-2立大(29日・神宮)
早大が立大に競り勝ち、2勝1敗で勝ち点2を挙げた。今秋ドラフト候補で最速152キロを誇るエース右腕・伊藤樹(4年=仙台育英)が8回7安打2失点、9奪三振と好投し、リーグ戦通算21勝目をマーク。
バットでも0-0の4回に先制犠飛、2点リードの8回にはダメ押しの中前適時打と2打点の活躍。伊藤は「20勝は入学する前から、目標として掲げてきた。チームのために勝ちがつかなくても、役割は長いイニングをゼロで抑えること。その結果かなと思います」と振り返った。
ネット裏では各球団の編成担当者やスカウトが集結し、熱視線を送った。巨人・水野雄仁編成本部長代理は「投球術があり、緩急自在なピッチングで、レベルの高い投手」と称賛した。(加藤 弘士)