米大リーグ(MLB)のメッツは、28日(日本時間29日)のレギュラーシーズン最終戦でマーリンズに敗れ、ポストシーズン進出を逃した。

 昨季は地区3位ながらワイルドカードでポストシーズンに進出すると、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズまで進出した。

今季開幕前には、大谷翔平投手(31)がドジャースと10年総額7億ドルで結んだ契約を上回る史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1170億円=契約発表時のレート)でソトを獲得。アロンソとも2年総額5400万ドル(約81億円=同)で再契約するなど、戦力を整えた。

 前半戦は千賀、キャニングら先発陣が好調で、8月2日の時点では2位に0・5ゲーム差の地区首位だったが、投手陣を中心に故障者が続出して終盤の8、9月に急失速してポストシーズン進出すら逃した。

 メッツは近年、大富豪のコーエン・オーナーの資金力を生かして積極的な補強を敢行。今季も開幕時点ではチーム別の総年俸で3億2259万ドル(約480億円)で3年連続1位だった。

 だが、ポストシーズンにすら進出できず、コーエンオーナーは自身の「X」(旧ツイッター)で「メッツファンの皆様。私は皆さんに謝らないといけない。皆さんは球場で声援を送るという役目を果たしてくれましたが、私たちは役割を果たすことができませんでした。これからその原因を突き止めていきます。我々は本当に悔しい思いをした。皆さんが多くの時間と労力をこのチームに注いできたかを知っています。結果は受け入れることができない。

皆さんの思いは、このチームをどれだけ愛しているかの証しで、チームがよりよくなるためのモチベーションになります。ありがとう、最高のファンの皆さん」とメッセージを記した。

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