ドジャースのD・ロバーツ監督が29日(日本時間30日)、ワイルドカードシリーズ初戦となる本拠地・レッズ戦の前日会見を行い、山本由伸投手(27)が第2戦に先発することを明かした。また、第3戦にもつれ込んだ場合は大谷翔平投手(31)が先発する見込みだが、指揮官は「おそらくね」と言うにとどめた。

 今季は開幕投手を務めた山本はシーズン30試合に登板し、12勝8敗。チームではただ一人、ローテを守り切った。25日(同26日)の敵地ダイヤモンドバックス戦では、日本人史上7人目の200奪三振にも到達し、17回1/3連続無失点でレギュラーシーズン最終登板を終え、リーグ2位の防御率2・49と驚異的な数字をマークした。

 30日の第1戦はブレーク・スネル投手(32)が務める。スネルは18年にレイズ、23年にパドレスでサイ・ヤング賞を受賞した左腕。今季からドジャースに加入した。開幕ローテ入りをつかんだが、2試合に登板しただけで左肩を痛めて負傷者リスト(IL)入り。8月にようやく復帰した。最終的には11試合に登板して5勝4敗、防御率2・35。ポストシーズンは19、20年にレイズ、22年にパドレスで経験があり、通算12試合に登板(うち先発10)して4勝3敗1セーブ、防御率3・33をマークしている。今季はレッズ戦の登板はなかったが、これまでの2登板では2勝無敗、防御率1・80と得意にしている。

 レッズは第1戦にハンター・グリーン投手(26)が先発する。

メジャー4年目の今季は19試合に登板して7勝4敗、防御率2・76をマークした右腕。今季の直球の平均球速が99・5マイル(約160・1キロ)をマークした剛腕だ。大谷は、今季は8月25日に対戦して三飛、四球、一ゴロの2打数無安打。通算でも三塁打が1本あるが、7打数1安打、3三振の打率1割4分3厘と抑え込まれ、本塁打と打点はない。

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