巨人の亀井善行打撃コーチが、チームの早出特打で打撃投手を買って出た。上宮太子高校時代はエースとして140キロ台の直球を投げ、その後は野手として素質を開花。

今季は阿部慎之助監督の下で打撃コーチを担っているが、「とにかく打って勝ってくれることが一番うれしい」と話し、時間さえあればバッティングピッチャーとして汗だくになって腕を振っている。高校時代の投球フォームとはかけ離れているものの、抜群の制球力は健在。バッターが打ちやすいところにリズム良く投げ込み、気持ちよく打ち込まれた。

 この日は田中将大投手の日米通算200勝がかかった大事な一戦となる。攻撃陣が点を奪い、メモリアルな一日に花を添えたいところだ。練習ではリチャードに付きっ切りで打撃指導したりと覚醒を待つ亀井コーチ。試合中はベンチの最前線から、打席に祈りを届ける。

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