元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音、月組トップ娘役の愛希れいかが30日、東京・豊島区の東京建物ブリリアホールで主演ミュージカル「マタ・ハリ」(10月1日開幕)の初日前囲み会見を行った。
2018年に柚希主演で日本で初演され、21年に愛希とのダブルキャストで再演。
柚希は「初演から3度目の挑戦。大好きな作品なので、また挑戦できることをうれしく思っています。マタ・ハリのために歩んできた。お客様に感動をお届けできるように頑張っていきたい」と思いを込め、愛希は「今回2度目。このお役が大好きで、このお役のためにずっと準備してきました。みんなで一緒に戦ってつくってきました。千秋楽まで、とにかく元気に誰一人欠けることなく舞台に立てたら」と願った。
役と自身を重ねて、柚希は「生き延びるためなら何でもやるマタ・ハリを、強くたくましく美しく生きたいと思う。最後に振り返った時に素晴らしいなと思える人生を歩めたら」と語り、愛希は「マタ・ハリとして人生を生き抜くということを一番大切にしたい。この役の壁は大きく高い。くじけず負けず、とにかく立ち向かう、生き抜くということを、自分自身もマタ・ハリとしても大事にしていること」と話した。