◆JERA セ・リーグ 巨人4―2中日(30日・東京ドーム)

 巨人の坂本勇人内野手が、日米通算200勝を達成した田中将大投手を祝福した。小学生時代は少年野球の兵庫・昆陽里(こやのさと)タイガースでチームメート。

再び仲間となった幼なじみの偉業に、「おめでとうしかないと思います。アメリカにも行ってね、ヤンキースという球団でも長くやってたんで、僕らにはわからない苦労もしてきたと思うので。とりあえずは本当におめでとうと言いたいです」とコメントした。

 昆陽里タイガース時代は投手が坂本、捕手が田中将でバッテリーを組んだ。少年時代の田中少年を「うまかったです。セカンドのスローとか、全然その辺の小学生とは違う。レベルが違いましたね」と懐かしそうに語った坂本。打撃練習では競い合っていたといい「飛距離はやっぱり将大の方が飛んでたんで。(グラウンドに隣接した)校舎に向かって打つんですけど、窓ガラスめがけて『行けー』って打ってましたよ2人とも」と回想した。

 田中将が移籍後初勝利となる通算198勝目を挙げた4月3日の中日戦(バンテリンドーム)では、決勝犠飛を含む2打数1安打2打点で強力に援護した背番号6。今季はともに2軍で調整する時期もあった。「多分思うようなボールが投げられなかったとかっていうね、そうやって苦労するという姿を見てるので。

2軍でね、すごく新しいことに取り組んだりとかしてる姿を見てましたし、彼の良い部分だけじゃないとこも見れたので。あれだけね、実績があるすごいスーパーピッチャーでも、これだけ苦労してマウンドに立ってるんだなっていうのはね、本当に尊敬します」とリスペクトの思いを言葉に込めた。

編集部おすすめ