◆JERA セ・リーグ 巨人4―2中日(30日・東京ドーム)

 巨人・田中将大投手(36)が日米通算200勝(日本122勝・米国78勝)を達成。ヤンキース時代に最多68試合で組んだオリオールズのゲイリー・サンチェス捕手(32)も相棒の偉業を祝福した。

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 タナカ、200勝おめでとう。彼のボールを受けるのは、いつもとても心地よく、リードもしやすかった。どの球種でも、どのカウントからでもストライクが取れる投手だったから、我々はいつも、いいゲームプランを持って試合に備えることができた。

 7年間で数え切れないほどバッテリーを組んだ。最も印象に残っているのは、プレーオフでの安定感だね。彼が大舞台で投げる時、ヤンキースはいつも勝つチャンスを持っていた。それは先発投手としての重要な要素だった。

 当時の私はまだ(20代で)若かった。だけど、実績のあるタナカと、(CC)サバシアの球を受けることで、たくさんのことを学ぶことができたんだ。特にタナカはスプリットのコントロールが優れていたから、走者を三塁に置いても自信を持ってサインを要求することができたよ。

 中でもクールだったのは、彼がスプリットだけでも緩急2種類の変化を持っていたことだね。私は常に速い方のスプリットを予測してミットを構えた。

場面に応じて彼が緩い方を選択して投げてきても、そう構えておくことでキャッチングに余裕を持つことができたんだ。(オリオールズ捕手、ゲイリー・サンチェス)

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