プロ野球・巨人の田中将大投手(36)の日米通算200勝を祝福し、親交のある「ももいろクローバーZ」が30日、スポーツ報知に独占コメントを寄せた。マー君と、ももクロは10年以上の親交があり、長らく登場曲を担当する盟友。

歓喜のニュースに「みんなで応援していたから、この瞬間がすごくうれしい」と偉業をたたえ、「これからまだまだ応援していきたい」とさらなる活躍を期待した。

 レギュラーシーズン最後の先発登板での偉業達成に、喜びがあふれ出た。

 4人はスポーツ報知に祝福の動画を寄せ、「おめでとう!」「すご~い!」「素晴らしいです」と口々に祝福した。リーダー百田夏菜子(31)は「200勝をずっとみんなで応援していたから、この瞬間がすごくうれしい」と大記録をたたえた。

 田中将と、ももクロの歴史は長い。楽天時代の2012年、モノノフを公言していた田中が同年の登場曲に「走れ!」など3曲を使用したことから、交流がスタート。米大リーグに移籍後も、ももクロの楽曲を使用しており「吼(ほ)えろ」や「背番号」「My Dear Fellow」など、全力投球のスタイルにマッチする名曲が生まれた。21年には歴代応援歌を収録したアルバム「田中将大」をリリース。若きエースから球界を代表する投手へ―、ステップアップする過程をリスペクトしてきた。

 百田は「ずっと登場曲を歌わせてもらったり、プライベートでもご飯に連れていってもらったりしたことがある」と回想。佐々木彩夏(29)は今年8月7日の巨人―ヤクルト戦(東京ドーム)のファーストピッチセレモニーに登場したが、「当日はマー君が先発で、こんなに光栄なうれしいことはなかった。(今年の登場曲の)『Acceleration』も聴けて、格好良かった」と思わぬ巡り合わせに感謝。

「マー君を宿して投げさせてもらった」と笑みを見せた。

 日本球界4人目の大偉業に、4人もエネルギーをもらった。百田は「私たちもうれしいですし、これからもまだまだ応援していきたいと思います!」。

 ビジターでの登板が続いたが、最後は本拠地の東京ドームで決めた球界のレジェンド右腕。さらなる歩みを見守っていくつもりだ。(宮路 美穂)

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