◆米大リーグ・ワイルドカードシリーズ第1戦 カブス3―1パドレス(30日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブスの鈴木誠也外野手が30日(日本時間10月1日)、渡米4年目で初のポストシーズンゲームとなる、本拠でのパドレスとのワイルドカードシリーズ第1戦、「5番・右翼」でスタメン出場し5回に同点アーチを放つなど初戦勝利に貢献した。試合後の会見には息子と共に出席。

米メディアから「特別ゲストの名前」を聞かれると、鈴木は「名前はヒロトですね。(本塁打を打ったときは)泣いていたみたいです(笑)」と明かした。

 会見では同席したボイドも自身の子供を膝の上に乗せ、実施した。“メジャー流”の会見方式には、鈴木も「アメリカの野球のいいところでもありますし、こうして記者会見に子供が来ることはないので、子供にもいい経験になると思いますし、子供に夢を見させるのも親としての仕事でもあるので、すごくいい環境だと思っています」と、うなずいた。

 試合では現地25日のメッツ戦で39試合ぶりとなる28、29号を放つとレギュラーシーズン最終戦まで自身初の4試合連続計5本の本塁打を放っており、通算すると5試合連続アーチ。出場初戦に本塁打を打った日本人打者は昨年の大谷翔平に次いで2人目となった。初のポストシーズン初日については「とりあえず最高でした。ファンの皆さんの熱気もすごかったですし、終始、鳥肌が立っていたというか、シーズン中に感じられない緊張感だったりとか、すごく楽しんで今日のゲームを終えることができました」と興奮気味に振り返った。

 鈴木は、19年8月に新体操元日本代表でスポーツキャスターの畠山愛理と結婚し、22年9月に第1子長男、24年6月に第2子次男の出産を報告していた。会見は最後に「ヒロトくん」が「Go Cubs Go!」とチームおなじみのフレーズで締めた。

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