◆第104凱旋門賞・G1(10月5日、フランス・パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)追い切り=1日、シャンティイ・コワイラフォレ調教場

 ビザンチンドリーム(牡4歳、栗東・坂口智康厩舎、父エピファネイア)は、国分優作騎手(レースはオイシン・マーフィー騎手)を背に単走。切れのある脚さばきで、軽やかに駆け抜けた。

馬なりでも四肢の回転は素早く、躍動感も十分。1週前追い切りと同様、馬場を気にする様子も見られなかった。

 前哨戦のフォワ賞で完勝。昨年の凱旋門賞で1番人気4着だったソジーや、昨年の愛ダービー馬ロスアンゼルスなど、欧州の強敵たちを見事に差し切った。そこから中3週での参戦で、順調に調整。1戦使った上積みもあり、勢い、仕上がりともに上々だ。

 国分優作騎手「今日は前走のフォワ賞と比べて、動きの確認をしてほしいという指示でした。そんなに負荷をかけずにやりました。落ち着きがあるし、集中力も前回よりあります。こっちに来ての成長を感じますね。(体に)幅が出て、パワフルさが出てきました。機嫌良さそうな顔をしていますしね。

心肺機能が高そうなので、タフな2400メートルでも頑張ってくれると思います」

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