フィギュアスケートの2025―26シーズン開幕会見が1日、都内で行われ、女子の坂本花織(シスメックス)、男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)ら11選手が出席。ミラノ・コルティナ五輪シーズンでの現役引退を表明している坂本は、今季のテーマを「総括」とボードに記した。

 ラストシーズンを迎えるにあたり「今季でラストと決めているので、最終形態。いつも通り、追い込んで練習を積んで、試合で結果を残せれば思い描いた通りにいくと思っている。結果を積み重ねていけば自分の思っている総括になると思い、このテーマにした」と明かした坂本。昨季は4連覇を目指した世界選手権で2位。悔しさも味わい「このままではダメだと改めて気づけた。五輪シーズン前にできた大事な経験。これをきっかけに、今季もぶっ飛ばしていくしかないと思って頑張っています」と思いを込めた。

 18年平昌、22年北京から3大会連続で挑戦する五輪の舞台。集大成の今季は、開幕戦の9月のチャレンジャーシリーズ・木下グループ杯で2位だった。悔しさも残り「やる気スイッチが入った」と坂本。GPシリーズは第1戦、フランス大会(18日開幕)から出場する。「刻一刻と、最後が近づいてきている。

どの試合も、最後これでやりきったと思える演技をやりたい」と覚悟をにじませた。

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