元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が1日放送のフジテレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜・午後2時48分)に生出演。9月30日の夜、東京・杉並区の一戸建て住宅が崩落。
この日の番組では隣のマンションにがれきがなだれ込んでいる現場から、その状況をリポート。映像を見届けた橋下氏は今回の事態の責任について聞かれると「原則は所有者ですね。行政の方にこうした状況が生じた時にそれを撤去する権限までがあれば、行政の方に権限不行使だっていう責任が追及できるんですが、今の法体系では行政側の方に撤去させる権限がないんですよね。それは所有者の財産権という憲法上の権利があるんで」と法律家として説明。
MCの青木源太アナウンサーが「がれきの撤去しないといけない。オカネもかかりますし、マンションの補償にもオカネがかかってきますよね?」と聞かれると「かかります。でも、いろいろな事故を起こした加害者がオカネがなくて結局、払えないというのはたくさんあるじゃないですか?」と口にした橋下氏。
「がれきの撤去に関しては行政がやると思います。その費用に関しては所有者に請求はするんですけど、所有者が払えないということもある。ですから、こういう危険な状況の時に行政がどこまで権限を持たせるのか。これね。
「空き家の場合には放置になるので新しく法律ができたんですけど、住んでいる場合は自分にも被害が及ぶので普通は自分の命を守るためにある程度の補修はするだろうというのが前提になってるんですよね」と話していた。