来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン井端弘和監督が26日、都内で出場メンバーを先行発表し、大谷翔平投手(ドジャース)、松井裕樹投手(パドレス)、伊藤大海投手(日本ハム)、大勢投手(巨人)、菊池雄星投手(エンゼルス)、種市篤暉投手(ロッテ)、平良海馬投手(西武)、石井大智投手(阪神)の8人が決定した。

 メジャー組は大谷、雄星、松井の3人のみ。

ホワイトソックス入りが決まった村上宗隆内野手はすでに「出ることは決まっているというか、僕の気持ちの中では出たいと思っているので、そこに揺るぎはない。元々WBC(出場を)前提で(契約を)考えていた」と明かしていたが、この日のメンバーには入らなかった。

 井端監督は「こちらもすぐホワイトソックス決まった日に手続きしましたので、あとはどう言っているのか分からないですけど、ちゃんとそこは済ませてあるので。あとは他の選手も決まったところですぐやろうかなと思います。なかなか進まないなという感じで…」と説明。現時点で出場できないことが決まったメジャーリーガーは右肘手術を受けたダルビッシュ有投手(パドレス)だけとした。

 これまで、WBCの侍ジャパンで最もメジャーリーガーが多かったのは09年の第2回大会の5人。今大会はすでに村上、山本由伸投手(ドジャース)、菅野智之投手(オリオールズ)の出場が内定しており、史上最多の6人以上となる可能性が高い。

 ほかにも今永、鈴木(ともにカブス)、千賀(メッツ)、吉田(レッドソックス)、佐々木(ドジャース)に加えてメジャー移籍を目指している今井、高橋(ともに西武)、岡本(巨人)も代表入りの可能性がある。

 ◆侍ジャパンメンバー

 1松井裕樹(パドレス)

 14伊藤大海(日本ハム)

 15大勢(巨人)

 16大谷(ドジャース)

 17菊池雄星(エンゼルス)

 26種市篤暉(ロッテ)

 61平良海馬(西武)

 69石井大智(阪神)

 ※名前の前は背番号

 ◆過去にWBCで侍ジャパン入りしたメジャーリーガー

 ▽第1回(06年)=2人 大塚晶文(レンジャーズ)、イチローマリナーズ

 ▽第2回(09年)=5人 松坂大輔(レッドソックス)、岩村明憲(レイズ)、福留孝介(カブス)、城島健司、イチロー(ともにマリナーズ)

 ▽第3回(13年)=0人 なし

 ▽第4回(17年)=1人 青木宣親アストロズ

 ▽第5回(23年)=4人 大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、吉田正尚(レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)、※鈴木誠也(カブス=大会直前に辞退)

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