学生3大駅伝第1戦の出雲駅伝(10月12日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)が、暑さ対策のため、従来の午後1時5分スタートから午前中の開催に変更される見込みであることが15日、分かった。昨年大会ではスタート直前の午後1時に気温が夏日(25度)を超える26・8度に達し、多数の監督から選手の安全確保のために午前開催に変更を求める声が上がっていた。

 例年、スポーツの日(10月第2月曜日)に開催される出雲駅伝は午後1時5分にスタートし、優勝チームは午後3時15分頃、最下位チームは同30分頃にゴール。つまり、最も暑い時間帯に学生ランナーは走っている。特に、記録的な猛暑となった昨年の最高気温は、夏日を超える27・1度まで上がった。早大の鈴木琉胤(るい、当時1年、現2年)はエース区間の3区(8・5キロ)で区間5位と踏ん張ってタスキリレーした後、病院に搬送され、軽度の熱中症と診断された。他にも複数の選手がレース後に体調不良を訴えた。

 主催の日本学生陸上競技連合は、安全安心の競技運営を最優先として午前開催への変更を検討。公開されている同連合の理事会議事録には「出雲市と話し合いの中で午前中にスタート時間を移動することに話がまとまったため、後日、(中継局の)フジテレビと交渉する」と明記されている。関係者の話を総合すると、スタートは午前8時~10時、ゴールは午前10時頃~正午頃の間で競技を行うことで調整が進められているという。

 駅伝シーズンの到来を告げる超スピード勝負の出雲駅伝。より良い気象条件が見込める午前スタートとなれば、よりハイレベルでスリリングなレースが期待される。

◆今季の学生3大駅伝

▼出雲駅伝

10月12日午前?(島根・出雲大社~出雲ドーム6区間45・1キロ)

昨年10月13日午後1時5分スタート:26・0度

▼全日本大学駅伝

11月1日午前8時10分スタート(名古屋市熱田神宮~三重・伊勢市伊勢神宮内宮8区間106・8キロ)

昨年11月2日午前8時10分スタート:12・4度

箱根駅伝

27年1月2、3日両日午前8時(東京・大手町読売新聞東京本社前~神奈川・箱根町芦ノ湖往復10区間217・1キロ)

今年スタート(両日午前8時):往路4・6度、復路マイナス1・3度

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