体操の世界選手権(10月17日開幕、オランダ)代表2次選考会などを兼ねる全日本個人総合選手権は17日、高崎アリーナで男子予選(決勝は19日)を行う。

 東京五輪王者の橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は、昨年5連覇を達成し、大会で10連覇している内村航平さん以来、史上2人目の6連覇の偉業に挑む。

3月下旬に左肩を痛め、代表試技会を回避し心配されたものの、その後は順調に回復している様子。万全とはいかなくても跳馬で大技「ヨネクラ」に挑戦するなど、技の難易度、質ともに上げて今季に臨み、中心は揺るぎない。

 24年パリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)も、もちろん優勝候補だ。こちらも跳馬で「ロペス」に挑戦、床運動でも技の難度を上げると話しており、持ち味である美しい演技で6種目通せば初Vは当然、見えてくる。

 充実しているのが川上翔平(徳洲会)。昨年は全日本シニアを制するなど成長著しい。「いい練習ができてかなり自信がある。2人をしっかり追い抜くことができるように集中してこの2日間、やっていきたい」と強気。昨年、世界選手権代表(補欠)に漏れた悔しさをぶつける。

 昨年、初の世界選手権代表に選出され種目別の平行棒で銀メダルを獲得した角皆友晴(順大)も見逃せない。得意の平行棒、鉄棒で高得点を出し、安定した演技がだせればチャンスは広がる。「同じ班に橋本大輝選手と岡慎之助選手がいるので負けられないなと気合が入っています。

昨年は2人のミス待ちみたいなところはあったが、今年は正々堂々と戦える。自分のいい演技をすれば勝てると思っている」と2強食いを虎視眈々と狙っている。

 ◆世界選手権代表 男女ともに代表は5枠。男子は今大会の得点を持ち越して行われる5月のNHK杯での上位3人が選出される。得点の半分を持ち越す女子は上位4人が代表入りする。男子の2位まで、女子の3位までの選手は今秋の愛知・名古屋アジア大会の代表も兼ねる。残りの枠は、団体総合で貢献できる選手が選出される。

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