「パイナップル・プリンセス」などのヒット曲で知られ、1960年代にアイドル的人気を誇った歌手の田代みどりが78歳の誕生日を迎えた22日、都内でバースデーコンサートを行った。

 16歳でデビューした田代は、結婚を機に主婦業に専念するために活動休止。

77歳の喜寿を節目に再び歌への情熱が燃え上がり、約50年の時を経て2年ほど前に歌手活動を本格再始動。2時間半のステージでは、ブランクをまったく感じさせないハツラツとした歌声を披露した。

 この日は持ち歌のほか、平尾昌晃さん(17年死去、享年79)や森山加代子さん(19年死去、享年78)ら親交があった恩人、友人たちのカバー楽曲も披露。家族ぐるみで付き合いのある歌手で音楽プロデューサー・飯田久彦氏の「ルイジアナ・ママ」の歌唱前には飯田氏からの肉声メッセージも流された。

 バースデーケーキで誕生日を祝福され、78歳の抱負を尋ねられたが「もう、今年ライブをやっちゃったから…」と大きな目標を成し遂げた安堵(あんど)の方が大きい様子。「もしまたライブができるのだとしたら、ぜひ(客席の)皆さんとご一緒したい。クリスマス時期ぐらいにできたらいいな」と語った。

 72年のヒット曲「愛の挽歌」はゲスト出演した山咲トオルとデュエット。終盤には1960年代のディスコサウンドを彩ったオールディーズの名曲たちをダンスとともに披露し、客席も総立ちとなった。田代は「何より楽しんでもらえたことが一番。自分の目標のここから先の部分は、みなさまのご協力がないとできないので」と聴いてくれるファンがいる限り歌い続ける覚悟を明かした。

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