◆男子プロゴルフツアー 前沢杯 最終日(26日、千葉・MZ・GC=6652ヤード、パー72)

 単独首位から出て67で回った米沢蓮(LAND CARRY)が、通算23アンダーで並んだ宋永漢(韓国)とのプレーオフを制し、2024年横浜ミナトチャンピオンシップ以来となる2年ぶりの3勝目を挙げた。ツアー屈指の高額賞金大会を制し、賞金4000万円を獲得した。

 初日から3日連続で66をマークしていた26歳は、最終日も終盤まで隙のないゴルフを見せていた。前半で4つ伸ばし、1打差を守り後半へ。13番で5メートルをねじ込み連続バーディーで後続を突き放したが、17番パー5でこの日初めてのボギーをたたき、宋永漢(韓国)に並ばれた。

 「やっちまったな、と思った。完璧に近いゴルフをしてきて、やっちまったなと」。18番をパーで終え、プレーオフへ突入。すぐに気持ちを切り替えた。「絶対にバーディーを取ろうと。プレーオフで本当にいいショットが打てて良かった」。残り152ヤードの第2打を1メートルにからめ、勝負を決した。

 結婚後初優勝となった。籍を入れたのは昨年。

始発の新幹線で盛岡からかけつけた妻に、勝利を届けた。「責任感みたいなものは絶対に昔より強くなった。僕は追い詰められながら今までギリギリのところを渡ってきたタイプなので。そういうものが増えた方が、僕個人的にはプレーがいい方にいくのかなと。調子に乗りやすいタイプなので(笑)」と感謝した。妻も「勝つと信じて応援していた。プレーオフの2打目は、ちょっと泣きそうになりました」と笑顔を見せた。

 ◆米沢 蓮(よねざわ・れん) 1999年7月23日、岩手県生まれ。26歳。9歳でゴルフを始め、盛岡中央高3年時の2017年日本ジュニアで6位。18年に東北福祉大に進学し、同年のアジア大会団体戦で金メダル。19年日本アマ3位。

東北福祉大4年時の21年12月にプロ転向し、22年からツアーに本格参戦。24年中日クラウンズを制し、岩手県出身として日本男子ツアー初優勝者となった。174センチ、80キロ。

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