ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで日本史上初めて金メダルを獲得した「りくりゅう」こと、三浦璃来・木原龍一(木下グループ)組が28日、都内で引退会見を開いた。2019年の結成から7年、日本フィギュア界の歴史を塗り替え続けてきた2人。

ペアの次世代を担う「ゆなすみ」こと、長岡柚奈・森口澄士(木下アカデミー)組に向けて「失敗を恐れず、たくさん経験していろんなことを吸収してほしい」とエールを送った。

 20歳の長岡と24歳の森口で組む「ゆなすみ」は今季、三浦・木原組とともにミラノ五輪に出場。結成3季目で大舞台に臨み、ペアでは初めて複数組での出場を果たした。五輪こそショートプログラム(SP)での敗退となったが、3月の世界選手権では4位と大躍進。「持っているものは、世界のトップペアと変わらない」(三浦)、「持っているものはワールドクラス」(木原)と2人が口をそろえるポテンシャルを世界に見せつけた。

 木原は「彼らは近い将来、世界大会でメダルを取れる。そういった日は来る」と確信。森口にはペア歴13年の経験を踏まえ、食事とトレーニングについて助言しているという。「とにかく食事には気をつけなさいと。自分は若かった頃は、気をつけてこなかったので。彼にはそういった失敗はしてほしくないので、早い段階から栄養士の方に相談し、食事を見直した方がいいと伝えました」。そして、ケガがちだった自身を顧みて「とにかくインナー(トレーニング)をしっかりやるように、と伝えました」と明かした。

 ペアのパイオニアは第一線から退く。そして「ゆなすみ」にバトンを渡す。長岡、森口組は五輪後に「いつか、りくりゅう先輩を超えられるように」とたくましく語っていた。三浦は「あとは経験を積むだけだと、私は思っています」と期待。木原も「自分を疑わず、どんな時も自信を持って試合に臨んでほしい。絶対に彼らはメダルを取れると思うので、心から応援させていただきます」と思いを託した。

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