帝国データバンクは30日、5月の値上げは70品目にとどまり、年間累計も6290品目と前年より6割減のペースで推移するとの見通しを示した。食品分野別では、チョコレート菓子など「菓子」が最も多い38品目だった。

 一方で平均値上げ率は約15%と高水準が続き、原材料高が99・6%とほぼ全てに影響した。中東情勢の悪化に伴う原油高が包装資材価格を押し上げ、ナフサ供給不安も顕在化する。食品企業の半数超が「半年が限界」と回答するなど、経営環境は逼迫(ひっぱく)している。今後、包装コストの転嫁が進めば、今夏から秋にかけて再び広範な値上げラッシュが起きる可能性があるとみている。

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