◇プロボクシング▽世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)4団体統一タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥―挑戦者・中谷潤人 ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ)12回戦 王者・井上拓真―挑戦者・井岡一翔(5月2日・東京ドーム)

 タイトル戦に出場する4選手の会見が4月30日、都内のホテルで行われた。初防衛戦に挑むWBC世界バンタム級チャンピオンの井上拓真(30)=大橋=は、日本人初の5階級制覇を狙うWBC世界同級4位・井岡一翔(37)=志成=との大一番を前に「井岡選手に勝つことで、井上拓真の強さを証明したい」と意気込みを口にした。

 実績では大きく挑戦者が上回る。ミニマム級からスーパーフライ級までの4階級で世界王座を獲得し、ボクシング界ではレジェンドと表現される実力者が相手だ。「自分自身もすごくワクワクする。試合は始めてみないとどういう展開になるか分からない」と相手の実力が分かっているからこそ、言葉を選び警戒した。お互い攻めても、守っても高度な技術を持ち合わせるテクニシャン。試合前から「究極の技術戦」ともいわれる一戦だが、伝説の男を倒す準備は整っている。

 拓真は昨年11月に那須川天心(帝拳)とのWBC世界バンタム級王座決定戦に勝利して王座返り咲きに成功。その那須川は4月11日にフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)とWBC世界バンタム級挑戦者決定戦を行い判定勝ち。拓真―井岡戦の勝者への挑戦権を手にした。拓真は井岡を下せば、因縁の再戦が実現するが「また戦えば勝つ自信はある」と返り討ちを宣言している。

 まずは高いハードルとなる井岡戦に集中する。「大きな舞台(東京ドーム)でファンに感動、勇気を与えられる試合がしたい」と拓真。

日本人初の井岡戦勝利を狙う。

 戦績は拓真が21勝(5KO)2敗、井岡は32勝(17KO)4敗1分け。

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