観光庁は、訪日外国人旅行者の受け入れ環境についての調査結果を発表した。旅行中の困りごとの最多は、前回調査に引き続き「ごみ箱の少なさ」(17.2%)だった。

本調査は2025年11月18日から26年1月13日まで、成田国際空港、東京国際空港、関西国際空港福岡空港新千歳空港で日本から出国する前の旅行者4110件を対象に実施した。

 旅行中に「困ったことはなかった」との回答が43.7%を占めた一方、困りごとの上位項目は「施設などのスタッフとのコミュニケーション」(15.4%)、「観光地や地域の混雑」(12.9%)、「交通機関の利用」(11.3%)、「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」(10.9%)、「クレジット/デビットカードの利用」(10.7%)、「入国手続き」(10.3%)と続いた。

 「ごみ箱の少なさ」は前回調査から4.7ポイント減少。スタッフとのコミュニケーションは飲食店(38%)や鉄道駅、バスターミナル(27%)で困った割合が高く、68%がICTツールを利用して対応している。混雑については、都市部のみ訪問した人(14%)が地方部のみ訪問した人(6%)を上回った。内容は「スムーズに移動できなかった」(66%)、「見たいものが十分見られなかった」(47%)、「混雑状況が分からなかった」(33%)、「マナー違反が不快だった」(23%)が多く挙がった。

 交通機関の利用は、都市部で(新幹線以外の)鉄道(73%)、地方部でバス(42%)での課題が多く、目的地までのルートの検索(45%)や乗り場、降り場の場所の特定(38%)に困り、自分でインターネット等で調べた(35%)、周りのスタッフに聞いた(30%)などの対応がとられた。

 多言語表示は、都市部の鉄道駅構内(30%)、地方部の飲食店(23%)で課題となり、57%がICTツールを利用して対応。カード利用の課題は飲食店(32%)が最も多く、入国手続きは「待ち時間や手続きの時間が長い」(58%)ことが最多だった。

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