◆明治安田J2・J3百年構想リーグ東地区B▽第14節 札幌3―0岐阜(2日・岐阜メモリアルセンターヒマラヤスタジアム岐阜)

 J2北海道コンサドーレ札幌が今季最多の3得点を挙げ、J1で戦った2019年以来、7年ぶりの4連勝を飾った。J3岐阜戦は後半20分、FW大森真吾(25)が3戦連発となるゴールで先制。

大森は同アディショナルタイム4分にも得点と、初の複数ゴールをマークし、3―0での快勝に貢献した。前節4月29日の藤枝戦(2〇1)からスタメンを総入れ替えした中、堂々の戦いで、7試合ぶりの完封勝ちにつなげた。

 覚醒したストライカーが、今季初の4連勝を呼び込んだ。後半20分、MF原康介(20)の左クロスに大森が頭で合わせ、ゴールへと突き刺した。3戦連発で勢いづくと、後半ATにも加点し、初の複数得点を記録。「FWは点を取ることが仕事。自分の仕事ができたことがすごくうれしかった。1本決めるのがどれだけ大きいかっていうのを身に染みて感じている」。2戦前のいわき戦(2〇1)での自身3年ぶり得点をきっかけに、完全復調を遂げた。

 前節4月29日の藤枝戦(2〇1)から中2日で迎えた敵地での戦い。川井健太監督(44)は開幕から全試合にフル出場していたGK田川、DF高尾と家泉の3人をメンバーからも外した。「今回のリーグが始まる前に日程を見たときから決めていた」。

疲労や移動を考慮した指揮官は、開幕前から思い描いていた通り、スタメン全員を入れ替えた。3連勝中という状況下での決断も「力がついてきている。今は誰が出ても守備のところではこれをやらなきゃ生き残れないという感覚がある」。進化を信じて送り出した起用に、選手がしっかりと応えた。

 チーム最年長のGK菅野孝憲(42)が3月21日の甲府戦(1〇0)以来7戦ぶりの完封勝利に導いた。今季初出場ながらピンチを再三の好守で支え、「全員で助けあって戦おうというのは試合前に確認した。苦しいところを全員で乗り越えて、たくましかった」と皆の奮闘に目を細めた。川井監督は「出場の機会が少ない選手が多かったが、戦力であるということをしっかり証明してくれた。良い試合でした」とうなずいた。

 J1で戦った19年の4~5月以来、7年ぶりに4連勝を飾った。前半こそシュート1本と苦しんだが、メンバーが替わっても演じた堂々の戦い。10年ぶりの5連勝を狙える体制は整っている。

(砂田 秀人)

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