◇リーグワン第17節 BL東京35―29静岡ブルーレヴズ(2日・秩父宮ラグビー場)

 静岡ブルーレヴズの2年連続プレーオフ(PO)進出の可能性が消滅した。BL東京と対戦し、前半は22―22で折り返したが、後半は真骨頂のスクラムでのアドバンテージを生かし切れず、ミスで失点を重ねて29―35。

順位は8位のままで、6位・BL東京との勝ち点差が8に広がり、9日の最終節・横浜戦を待たずにPO進出圏内に入れないことが確定した。

 レヴズは、リーグ頂点への挑戦権を得ることはできなかった。「1点差でも勝ちたかった」。最後のPO進出権をBL東京に奪われた藤井雄一郎監督(56)は小声で無念さをにじませた。

 開始わずか1分にロックのジャスティン・サングスター(29)が相手の隙を突いて「ラッキーだった」という先制トライ。同30分にWTB山口楓斗(26)、同34分にはWTBマロ・ツイタマ(30)が追加トライを決めるなど、前半は22―22で折り返した。

 後半はスクラムで果敢に押し込んだが、決めきれず、逆にジャッカルで反則を誘われてPGでのリードを許した。終了間際の同41分にツイタマが右隅に意地のトライを決めたが、時間切れ。同25分に投入されたPR茂原隆由(26)は、自身50キャップ目を勝利で飾れず、「後半のスクラム勝負のところで相手に取られてしまったのが反省」と唇をかんだ。

 PO進出は消滅したが、選手たちは最終節に気持ちを向けている。コンバージョンキックを4本中3本、PGも1本決めたSO奥村翔(27)は「まだ1試合残っている。最後にホームでいい試合をしたい」と来季につなぐ有終の美を誓った。

(甲斐 毅彦)

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