◆陸上日本選手権 第2日(13日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム)

 男子1500メートル決勝が行われ、日本歴代2位(3分35秒62)の自己ベスト記録を持つ飯沢千翔(住友電工)が3分40秒11で、3年連続4度目の優勝を果たした。アジア大会派遣設定記録(3分36秒53)をすでに突破しており、日本代表に内定した。

700メートルから先頭に立ち、レースを作った早大ルーキーの本田桜二郎はラストの直線で抜かれたが、大健闘の2位。「飯沢さんにチャレンジすることを考えていたので、それを達成できなかった悔しさはありますが、自分のレースはできた。満足しています」と大粒の汗をぬぐった。

 本田は12日の予選で、日本人学生歴代3位となる3分37秒53の自己ベストをマークし、全体トップのタイムで決勝に進出したが、1500M第一人者の飯沢のスピードにはかなわなかった。それでも、3分40秒49で2位と踏ん張り、存在感を発揮した。日本選手権の雰囲気も肌で感じ「観客も多くてすごく走りやすかった。こういう雰囲気の方が自分は力が出せると思っているので、すごく楽しかったです」とはにかんだ。

 今年1月の第102回箱根駅伝で優勝候補の一角だった早大は、5区終盤まで首位を走ったが青学大に逆転され往路2位、復路8位の総合4位だった。今季は昨年12月の全国高校駅伝1区(10キロ)で区間賞の増子陽太(福島・学法石川)、同2位の新妻遼己(はるき、兵庫・西脇工)、同3位の本田がそろって早大に入学。

 1990年には日本人高校生初の5000メートル13分台ランナーの武井隆次、3000メートル障害日本高校記録保持者(当時)の櫛部静二(現城西大監督)、全国高校総体1500メートル5位の花田勝彦(現早大監督)が早大に入学。1年目から主要区間を担い「早大三羽がらす」と呼ばれた。それから36年。

「令和の早大三羽がらす」として期待されている。

 今後は駅伝などを見据え「これからに向けてどんどん距離を増やしていかないといけない。これからも練習していきたい」と本田。チームで切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長していく。

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