ラグビー日本代表でW杯4大会連続出場のNO8リーチ・マイケル(BL東京)が21日、合宿中の宮崎市内で取材に応じ、サッカーで北中米W杯に臨んでいる森保ジャパンに対する思いを語った。サッカーのW杯は12日に開幕し、日本は14日に1次リーグ初戦のオランダ戦(ダラス)を2―2で引き分け、この日に行われたチュニジア戦では4―0で圧勝した。

 国を背負う者同士。リーチは、森保ジャパンに刺激を受けるか問われると、「もちろん。もちろん」と力を込め、「前回大会(22年カタール大会)の悔しさもあって、今年はメンバーが泥臭くなった」と分析。特にオランダ戦での守備に目を奪われたといい、「すごい感動しました。体を入れて、どんどんどんディフェンスする姿を見て、一つのアクションがどれだけ人に伝わるのかを感じた」と、賛辞を贈った。

 W杯優勝を目標に掲げる森保ジャパン。リーチもラグビーW杯制覇という同じ思いを持つ。「ものすごく大事。(優勝できる)条件がそろってから優勝を狙うのではダメ。本気で優勝を狙うから、みんなの気持ちが乗ってくるし、子供たちにも夢を与えられる。優勝できなくても、その中での失敗や経験がチームや組織を良くする」と、過去の実績を超える、大きなチャレンジにエールを送った。

 ラグビー日本代表は19年W杯で、史上初のベスト8を目標に掲げた。

目標を達成したが、リーチは「正直ベスト8という言葉は嫌いだった」という。「ベスト8になった瞬間に達成感が出て、努力が2、3%落ちるし、次のことも考えなくなる」。反省を込め、23年のW杯では「優勝を狙う」と宣言し、チームにハッパをかけたが、結果は1次リーグ敗退だった。「すごく笑われたし、バカ言ってるんじゃないとなった」と、当時を振り返るが、後悔はなかった。「日本ラグビーが本気で優勝を狙いにいくなら、全部を変えないといけない。そのためには、誰かが『優勝を狙う』と口に出す、パイオニアにならないといけない」。自身の思い描く、W杯優勝への道。森保ジャパンからも同じ姿勢を感じた。

 来年はラグビーのW杯イヤー。「今年のサッカーで新しい景色を見たい」と言いつつ、自身も覚悟は出来ている。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチの下、「この2年間、新しい超速ラグビーをいろんな形で試した。ある程度自分たちが思い描いているラグビーができているので、後は勝ちに、結果につなげる」と、拳を握った。

 日本代表は、27日にJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)として「リポビタンDチャレンジカップ」でマオリ・オールブラックス戦(パロマ瑞穂スタジアム)を行い、今年から新たに開催される国際大会「ネーションズチャンピオンシップ」では、7月4日にイタリア戦(秩父宮)を迎える。

編集部おすすめ