◆米大リーグ カブス―ブルージェイズ=雨天中止=(21日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブス・今永昇太投手(32)が先発予定だった21日(日本時間22日)の本拠地・ブルージェイズ戦は悪天候のため中止になった。カブス・鈴木誠也外野手(31)とブルージェイズ・岡本和真内野手(29)の直接対決3連戦の3戦目は、8月6日(同7日)に振り替えとなった。

 今永とのメジャー初対決はお預けとなった。岡本が、父の日の試合ために準備していた水色のスパイク、グローブ、靴下は、お披露目する機会を失った。だが、岡本はグラウンドで今永と再会を喜び、鈴木とも談笑を楽しむなど、貴重な時間を過ごした。過酷なシーズンを戦う男たちは、試合のないフィールドで、束の間のリラックスタイムを楽しんだ。

 ブルージェイズは遠征を終え、トロントへ。カブスはメッツ戦のため敵地・ニューヨークへ。それぞれの移動チャーター便出発までぽっかり空いた約2時間。岡本はフィールドで今永の練習上がりを待ち、23年WBC世界一を経験した2人が、ガッチリ握手を交わした。途中、今永が、前日の岡本のホームランを打つ姿を再現し、爆笑しあうシーンも。和気あいあいとした風景だった。

 その後、鈴木もグランドに出てきた。岡本が、自分のバットをプレゼントすると、鈴木はすぐに素振りをし始め、少年のような笑顔になった。

 予定外の時間は、新しい交流の機会でもあった。ブ軍の兄貴分であるスプリンガーが、岡本を呼び止め、カブスのブレグマンを紹介。ブレグマンは岡本の初戦の中飛に感銘を受けた様子で「センターの当たりもすごかったね!」と声を掛けられるなど、初対面を楽しんだ。両リーグを代表する三塁手の球宴候補が交流したのも、何かの縁かもしれない。

 8月6日(同7日)に試合が入ったことで、7月31日(同8月1日)から今季最長タイ17連戦という日程となるが、中継ぎ陣の負担が重なっていたブ軍にとっては恵みの雨だ。雨脚強まる聖地リグレーフィールドに、中止がなければ実現することのなかった、貴重で和やかな時間が流れた。

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