◆サッカー北中米W杯▽1次リーグI組第3戦 ノルウェー1―4フランス(26日、ボストン競技場)

 26日(日本時間27日)の1次リーグ(L)I組は2試合が行われ、前回大会準優勝のフランス(FIFAランク3位)はノルウェー(同31位)と対戦し、4―1で快勝。3連勝で同組首位通過を果たした。

昨年9月にバロンドール(世界年間最優秀選手賞)を受賞したFWデンベレがメッシらに次ぐ今大会3人目のハットトリックを達成した。

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 右足、左足、左足―。昨年9月にバロンドールを受賞したアタッカーによる魔法のようなシュートの数々に、約6万4000人の大観衆が魅了された。誇らしげに右手の指を3本突き出したデンベレは、「集中を保つことができた。グループを首位で終えたかったので、重要な試合だった。(3連勝の原動力となり)特別な瞬間だった」と勝利を振り返り、首位通過を決めた一戦に満足げにうなずいた。

 どちらの足も自在に使いこなす両利きの利点を存分に生かした。ペナルティーエリア右角付近で持った前半7分。左足で中に切り込むそぶりを見せてから、鋭く縦に切り返す。流れるように右足で遠いサイドに決めた。

 これが布石になる。同じような角度で受けると、外側を回ったエムバペをおとりにしつつ、今度は中へドリブルし左足でゴール左へ沈めた。

3点目も右から中へ進入し、左足で同じコースへ。選択肢を絞れない相手を手玉に取った。前半だけでのハットトリックは、1994年米国大会のサレンコ(ロシア)以来の早業だ。

 初戦のセネガル戦、第2戦のイラク戦では、2試合連続2得点を挙げた主将・エムバペに主役の座を譲った。また、所属するパリSGではセンターFWが主戦場だが、代表ではエースのエムバペが同ポジションを務めるため、サイドやトップ下でプレー。本職ではない役割を担いながらも、第2戦の1得点を含めて3試合で4得点をマークし、気づけばエムバペに並んだ。器用さと決定力を示したバロンドーラーの意地だ。

 銀河系軍団の強力攻撃陣の中心として、2大会ぶりの優勝へデンベレは「自分たちはすべての試合に勝ちたいと思っているし、集中を続けていく。この先に待っているものは、さらに重要だからね」と、鋭い視線の先には世界一への道が見据えられていた。

 〇…国際サッカー連盟(FIFA)によると、フランスのデンベレの前半32分のハットトリック達成は試合開始から史上2番目の早さとなった。トップは1954年スイス大会でオーストリアのプロブストがチェコスロバキア戦でマークした24分だ。前半で3得点するのは94年米国大会のサレンコ(ロシア)以来32年ぶりだった。

 【ハットトリックの語源】FIFAによると、ハットトリックは19世紀の英国のクリケットの試合で、3回連続でウィケット(3本の柱)を取った選手に、ファンがお金を出し合って帽子を買ったのが始まり。

◆W杯得点ランキング(現地26日現在)

〈1〉5メッシ(アルゼンチン)

〈2〉4エムバペ(フランス)

〈2〉4デンベレ(フランス)

〈2〉4ビニシウス(ブラジル)

〈2〉4ハーランド(ノルウェー)

〈14〉2鎌田大地(クリスタルパレス)

〈14〉2上田綺世(フェイエノールト

〈35〉1前田大然(セルティック)

〈35〉1中村敬斗(Sランス)

〈35〉1伊東純也(ゲンク)

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