サッカーのなでしこリーグ1部・伊賀FCにMFとして所属していた恵庭市出身の玉川実奈さん(23)が、指導者としての道を歩み出した。昨年、札幌大から伊賀に加入も、けがや頭痛や目まいなどを引き起こす脳脊髄液露出症も発症するなどし、プレー機会は得られなかった。

クラブからの進言もあり、1年での現役引退を決断した。「一度もプレーできずに終わったので。その点は心残りだけど、ヘディングもできない状況では思い切ってサッカーはできない。ここで区切りをつけようと」。今年1月、北海道に帰ってきた。

 大学の恩師、氏家新司監督のすすめもあり、2月から札幌ジュニアFCのコーチに就いた。大学1年時にC級ライセンスを取得と、かねて指導者には興味もあった。同クラブは2027年度に女子U―15を発足させる。玉川さんはその監督を任される方向だ。「自分は大事な中学生年代に良い環境でプレーできたことが、選手として生きた。後々につながるように、選手のサッカー理解度を高めていきたい」と意を強くした。

 体調も良くなった今、B級ライセンス取得を目指している。

「選手の特長は人それぞれ。そこは伸ばしつつ、より上に上に行ってくれる子を育てられたら」。新たな道での成功へ、もう悔いも迷いもない。

(砂田 秀人)

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