◆第108回全国高校野球南北海道大会▽2回戦 札幌国際情報5―0札幌丘珠(28日・麻生)

 会心の当たりにも、札幌国際情報の4番・奥山樹三塁手(3年)は確信を持てなかった。9回2死二塁、快音を残した打球はバックスクリーンを直撃するダメ押しの中越え2ラン。

「そんな感覚はなくて、人生初柵越えホームラン打ったんで、ビックリしました」。チームを初戦突破に導き、笑顔を見せた。

 磨いてきたバッティングが花開いた。昨秋、母校に教育実習に来ていた当時は仙台大の平川蓮外野手(現広島)からアドバイスをもらった。教えを受け大事にしたのはどう打つかではなく、どういうスイングをするか。「そのスイングの中でたまたまいいところに来て、結果につながった」と謙虚に振り返った。

 その姿勢も平川から学んだ。「バッティングのこともそうなんですけど、人間性が素敵だなと。ずっと謙虚で、ドラフトかかっても謙虚で、いいプレーした後も大事なのかなと思って、そういうところは見習ってます」。次戦へ向けても「自分の打席というより、チームの流れで1点を取ることが大事。自分がどうやって点を取ることに関わるかということを意識して、謙虚にいきます」と笑った。

 一つ前の打席、7回2死一、三塁の好機では見逃し三振。

「引っ張っていかなきゃいけないやつが、消極的なプレーをしていた。絶対に打ってやろうと打席に入った」と試合の中で、リベンジを果たした4番で主将の大黒柱。勝ち進むために不可欠な勢いも手に、札幌新川との3回戦に挑む。

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